さてさて、もう10月に入り涼しくなってきましたネ( ˘⊖˘)
激しい台風が去ったところで、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
(また新たに台風が発生しているみたいなので、引き続きご注意くださいネ)
台風はウイルスや細菌も運んできますので、寒さで体調を崩しやすいタイプのこには気をつけて見てあげてくださいmm
さて、今回はCBDオイルについて☆
聞いたことがあるという人や動物に与えたことのあるという人、全く聞いたこともないという人など・・
さまざまな方がいらっしゃると思います。
CBDオイルというのは、ハーブでもある大麻(マリファナ)と呼ばれる植物から危険な物質を取り除いてカンナビジオールという安全な成分だけを抽出させたオイルになります。
カンナビジオールの略語がCBDというわけなのです(^・エ・^)
「大麻」と聞くと、ちょっとこわ~いイメージがあると思いますが、危険な物質はきちんと取り除かれているので、CBDオイルを飲んだからといっておかしな症状にはなりません。
それから法律的にも問題がないということで、欧米では広く流通されるようになってきています。
ただ日本にとっては見たことのない新しいサプリメントの類になるので、輸入の許可を受けるのが結構大変のようです・・・
そのため、日本ではまだまだ高品質な商品の数も少ないのが現状・・
やっぱり慣れていないと「これは何だ?」と危険視されるのも仕方ないのですが、次第に理解が広まってくるのではないかなと思っています^^
CBDオイルにはどんな効果が?
米国コロラド大学にて、ワンちゃんに対するCBDオイルの効果が研究され、今年発表されました!(1)
てんかん発作を引き起こす16頭の犬のうち9頭にCBDオイルを、残りの7頭にプラセボといわれるニセモノのお薬を、それぞれ12週間与えつづけて反応を見てみました。
結果は・・・
CBDオイルを与えられた犬の89%で発作を減らすことができたのです!
また血液中のCBD濃度も測っていて、濃度が高いほうが発作をより減らすことができたということでした!
つまり、CBDオイルがきちんとカラダのなかに入っていればいるほど、より効いて発作を抑える効果を発揮したということになるのです。
裏を返せば、量をきちんと与えたほうが効果を発揮しやすいかもしれないということ。
てんかん持ちのワンちゃんにお薬を与えている方も多いと思いますが、発作を抑えるお薬というのは肝臓を悪くしてしまうことがあるので、CBDオイルなどの補助的なハーブサプリメントを使うことでお薬の量を減らしていけるのであれば、絶対にそちらのほうが良いです!
発作を減らすにはどうしたら良い?
まず最低限考慮するべきなのは、与えているフードの品質・・
皆さんは、どんなお食事を与えていますか?
食事について、ぜひ見直してみてください!
これは、ワンちゃんだけでなく猫ちゃんでも同じですし、すべての動物に当てはめて同じことが言えます。
低品質なペットフードには鉛・水銀・ヒ素・カドミウムなどといった重金属が多く含まれていることが報告されています。
とくに、水銀や鉛などといった重金属は脳に影響を与えることが分かっています・・ 発作を起こすだけでなく、頭痛・吐き気・集中力の低下・精神不安などを引き起こし、肢を麻痺させたり肝臓や腎臓にダメージをあたえていくと言われているのです。
なぜこういった成分が入っているのかというと、安い原材料を使っているためです。
原材料となる野菜や米・小麦・コーンなどが作られるときには栽培された食品を使いますが、もともと土壌汚染が起きているとその食品のなかにも不純物が自動的に多く含まれていくことになります・・。
遺伝子組み換え食品にも注目を・・
それから、遺伝子組み換え食品(GMO)。
別のメルマガでもお伝えしたことがありますが、遺伝子組み換え食品には農薬がたっぷり噴霧されています。
農薬に強い作物にするために遺伝子を変えられた食品が、遺伝子組み換え食品なのです。
ですから、遺伝子組み換え食品といったら、農薬が大量に含まれた食品だと思ってください(-。-;
最近は、「遺伝子組み換え食品を入れていません」と記載されているフードも出てくるようになりました。
是非確認していってくださいネ!( ˘⊖˘)
詳細について気になる方は、直接ご相談いただければ色々ともっと細かくお伝えできます!
ー健康の源は食からー
参考にしていただければ幸いです☆
<参考文献>
(1)McGrath S, Bartner LR, et al. Randomized blinded controlled clinical trial to assess the effect of oral cannabidiol administration in addition to conventional antiepileptic treatment on seizure frequency in dogs with intractable idiopathic epilepsy. J Am Vet Med Assoc 2019; 254(11): 1301-1308.
(2)Kim HT, Loftus JP, et al. Evaluation of arsenic, cadmium, lead and mercury contamination in over-the-counter available dry dog foods with different animal ingredients (red meat, poultry, and fish). Front Vet Sci 2018; 5: 264.
(3)Davies M, Alborough R, et al. Mineral analysis of complete dog and cat foods in the UK and compliance with European guidelines. Sci Rep 2017; 7(1): 17107.
(旧ブログはこちら)
~動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますように~
ーホリスティック獣医Saraでしたー
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